仕事を辞める時や、異動するときに「お世話になりました」という言葉とともに、菓子折りを準備する。職場でよく目にする光景だと思う。当たり前にしていることだが、不思議な光景ではないだろうか。
私はスーパーに勤めているため店舗の移動はよくある。店舗は一度移動してしまえば、そこで一緒に働いていたパートさんたちに再開することはほとんどない。だから打算でお菓子を準備する意味はないだろう。打算でないならどんな意味があるのだろうか。
社会通念上の常識にのっとているという人もいるだろう。確かに何もなく辞めていく人は「あの人は常識のない人だ」といわれるかもしれない。しかし二度と出会わない人になんと思われても、問題ないのではないだろうか。
私としては「お世話になりました」には「一緒に仕事ができてよかったです。ありがとうございました」という意味が込められているのではないかと考えたい。人と人とのつながりを大切にする日本人ならではの光景なのではないかと、考えたいのだ。
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